KIRIが思う、「寅さん」について

KIRIが思う、「寅さん」について

お疲れ様です!KIRIです!Twitterではちょくちょくツイートしていますが、別の用事で東京によった際、久々に小学校の修学旅行以来柴又に寄ったところ、「寅さん記念館」に寄って以来すっかり寅さんの魅力にハマってしまって今や「プライムビデオ」にて「男はつらいよ」シリーズを買いまくっています!今回は、KIRIが思う「男はつらいよ」の主人公である寅さんこと「車寅次郎」について語っています!

寅さんの短所

寅さん自体に悪気がないのが殆どですが、これから述べる短所から家族に迷惑がられたり柴又でも「寅さんみたいに馬鹿になる」と嫌われたり柴又だとお見合いも断られ、働こうとしても雇ってくれるところもなく、学生時代のクラスメートからも避けられ…と悪いイメージをいただけることが多い寅さん、その寅さんが何故嫌われているのかを述べてみます!

1:短気で直ぐ怒る

最も寅さんの醍醐味と言える短所ですが、寅さんはとにかく短気で直ぐ怒りやすく寅さん自体が悪いことを家族から怒られるのは勿論、冷静に咎められたとしても逆ギレして喧嘩になるのが殆ど…けんかっ早く直ぐ怒るのが短所の一つです。

2:大人の対応ができない

情にもろい寅さんですが、中身はまだまだ子供であることも多く、大人の対応ができないのも短所です。顕著なのが「寅次郎相合い傘」の「メロン騒動」であり、寅さんの分のメロンがなかっただけで寅さんは癇癪を起こして、さくらが必死に謝ったりおいちゃんがメロンを買うお金を渡しても変わらず「とらやの人間はなんて心が冷たいんだ…」といやみったらしく悪態をつきマドンナであるリリーから「いつも迷惑ばかりかけているんだから、自分のことはいいからどうぞ皆で召し上がってくださいって言えないの!?」と論破されて「可愛くない女だな」と言いながらいきり立ってその場を去る始末…しかし、これも寅さんらしいですね。他にも「寅次郎夢枕」の岡倉先生、「寅次郎頑張れ!」のワットくん、「寅次郎春の夢」のマイケルなどとらやに誰かが下宿すると大抵ひねくれた態度を取ってることが多いです。

3:頭が悪く、場や作法、マナーを弁えない

寅さん自体、旧制の中学校(今で言う中学・高校レベル)も卒業できておらず(校長先生を殴ったため中退している)漢字を読み間違える(封建主義→フウケン主義、喫茶店→きっちゃてん)、聞き間違えが酷い(インダストリアルレボリューション→インドの通りゃんせ、ナンセンス→なんでんしょん)など頭の悪さも目立ちますが、場や作法、マナーを無視して自分勝手に振る舞うことも少なくないのです。ヤクザなりの最低限丁寧な挨拶をしたり、手紙にも汚い字ながら丁寧な文章で書くなど礼儀自体は全く欠けているわけではありませんが、たまに家族の心配をよそに「俺は生きている、心配するな」と雑な内容の手紙を送ったり焼却炉の待合でも半丁賭博の真似をして(漫画では3つのコップから1つのコップだけに物を入れて順番を入れ替えて他の人にが物が入っている正しいコップを当てさせるバイをやっていた)遊んだりテーブルマナーも弁えずマナー違反を起こしたりなどマナーにも欠けているほか、 妹であるさくらのお見合いでは下ネタや生い立ちの愚痴を平然と語ったりと自分勝手に振る舞うこともよくあります

4:自分がしたことを悪いと思わず寧ろ手柄だと思うこともある

寅さん自体、全く謝罪をしないわけではありませんが、自分が悪いことを言ったりしたりしても咎められても謝ろうとはせず寧ろ自分の手柄だと語ることも多々あります。例えば「寅次郎頑張れ」では第1作で「さくらと博を結婚まで上手く運んだのは俺の手柄」みたいな言い方をし、寅さん自体は結果的にはさくらと博を結婚させるきっかけにはなったもののあの時は寅さんが博に「さくらは博をふった」と嘘を告げた結果、博が上野に行きかけてしまい、さくらが電車に乗りかける博に追いついていなかったらそのまま博は一人で上野に行ってしまったため実質寅さんの手柄とは言えませんよね

他にも「純情詩集」では、満男くんの担任の先生が女性だからとはいえ割り込んでは自分勝手に話し込んでしまい、満男の両親であるさくらや博は満男くんについての大切な話をすることができず結果さくらと博が怒っても「俺は親切にしてやったんだぞ」と謝るどころが恩着せがましく振る舞い結果おいちゃんや博と喧嘩になるなど騒動になっている…なんてこともあります

5:他人が傷つくことや他人を馬鹿にすることを平気で言う

定番のセリフである顔なじみの人に「相変わらず馬鹿か?」もそうですが、他にも世話になったおいちゃんやおばちゃんに対しても「ジジイ」「ババア」呼ばわりにして雑にあしらうこともあるなどその結果喧嘩になることもしょっちゅうあります。ましてやタコ社長の工場や学生時代の同級生のクリーニング屋に対しても「工場が潰れたら日当たりが良くなっていい」「店が1つや2つ潰れても世間は痛くも痒くもない」と言っては他人事だと思って言いたい放題言うなどもしょっちゅうです。他にも寅さんが理解できなかったり言い返せないことを言われたときも「さしずめインテリだな?」と返すなんてことも…

寅さんの長所

ざっと先ずは短所を語りましたが、寅さんにはいいところも沢山あります!今度は長所も紹介します!

1:人を笑わせることが得意

怒りっぽく喧嘩っ早い寅さんですが、その反面陽気且つ明朗快活で啖呵バイの口実や得意の話術などで人を笑わせては場を和ませることも沢山あります!

下ネタトークなどもあるため引かれることも多々ありますが、前述の話術からとらやの家族や柴又以外中心ですが、寅さんを慕う人間も沢山います!

2:根は心優しく、マドンナや家族のことを想って行動することがある

とらや家族に対しては雑に接することも沢山ありますが、競馬で儲かったお金で叔父孝行しようと率先してハワイ旅行を提案したり、(結果的には実行できずでしたが…)甥である満男くんに対しては島に行ってまで迎えに行こうとするなど家族を大切にしようとする言動も沢山あります!また、マドンナに対しても掟破りなことも多々ありますが、マドンナの実家であるお寺やお店を手伝うなどなどマドンナに対して尽くす行動もしている場面があります!

3:物腰は丁寧

家族に対してはため口で荒っぽい口調で接することが多いのですが、初対面の人間は個人、団体問わずヤクザなりの最低限でありながらも敬語で丁寧に挨拶するなど前述の通り礼儀に欠けたわけではなく寧ろ挨拶はきちんとする場面もあります!また、手紙も終盤が多いのですが丁寧な文章で書く場面もあるのも寅さんの魅力です!

4:面倒見がいい

子供に対してが多いのですが、満男くんに対して「俺みたいな男になるなよ」と彼のことを想って助言する他、「寅次郎恋歌」では転校したばかりで友達もなかなか作れずにいたマドンナの息子に対して遊び相手になっては遊びを提案して友達を作れるようにサポートしたり、漫画、アニメ版の「忘れな草」では牧場で働いてたときに雇い先である牧場の息子が学校でいじめられていることを知り、いじめっ子を撃退する方法を伝授し、結果いじめを克服するきっかけを作るなど面倒見がいいのも寅さんの長所です!

5:気持ち的には前向き

普段は堅気とは言えず、テキ屋としてバイをやってはあちらこちらを旅する寅さんですが、全くその生活を改善する気がないとは言えず、マドンナ絡みが殆どですが職安を頼って住み込みで牧場に雇ってもらうよう交渉したり「所帯を持たないといけない」と語りながら就活に奮闘したり「お寺を継げるように」といいながら修行に励もうとしたり(何れも失敗に終わりましたが…)本人自身は前向きになろうとする場面も沢山あります!

 

ざっと寅さんについて語りましたが、詳しくは下記リンクも参照してくれると嬉しいです!

寅さん記念館

DVD・ブルーレイリンク

先ずは第1作から
男はつらいよ HDリマスター版(第1作)


男はつらいよ 全50作 ボックス〈54枚組〉全巻


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